上官の命令は絶対だ。
戦後、その上官の命令に従ったことでBC級戦犯となった兵士が数多くいた。
加えて今回は、反社会的勢力が常套手段としているマインドコントロールも用いていた。
直接的な言葉を使うのを避けながらも、パターンを変え、人を替え、精神的に追い込んで行くやり方だ。あくまでも本人からやりますと言わせる。問題が起きても、俺はそんなことを言っていない。あいつが勝手にやったことだと言い逃れをする。
効果はどうであれ、学生のスポーツ活動にそぐわないのは明らかだろう。
これまでの大学の対応を見る限り、あのころと変わっていないと思わせる大学経営陣の対応である。
学生運動の代名詞ともなった日大闘争。
経営陣の不正行為に激怒した学生達が、腐敗した理事会に退陣を迫った運動であったが、過激な活動は警察の介入を招き崩壊した。そんな過去もあった大学だった。
大学とは、学生の学びを全面的にサポートすることが目的のはずである。
一個人であっても、期待とともに入学した学生の大切な青春を踏みにじることを許すことはできない。
アメフトは、並外れた体力とチームワークに加え、知的なセンスが要求されるスポーツだと聞く。選手の会見を見るかぎり、それにふさわしい選手であったことが窺える。
勝利至上主義の価値観で選手の人権を無視する指導者が多いのは、スポーツ界に限ったことではないかも知れない。しかしながら違法行為を強要して成功が続くはずがない。その反動として、不祥事が発覚した企業の多くは、その後社会的制裁を受け、経営危機に陥っていることを大学関係者は知らないのだろうか。