これまでコロナという言葉は、私にとっては太陽のそれであり、皆既日食の時に確認出来る太陽から噴き出す高熱のエネルギーのことであった。
クラスターという言葉については、次に爆弾が続き、ベトナム戦争でアメリカ軍が使用した非人道的兵器、クラスター爆弾のことであった。
コロナの記憶にはもう一つ、小学校の6年生の時の担任だったI先生の車がコロナだったという思い出もある。クラスの児童がI先生の愛車コロナを取り囲むようにして写っている卒業アルバムの写真がある。
先生自慢の車だった。
今回のコロナウイルス騒動の前にあった、新型インフルエンザ騒動の時には、新型インフルエンザ流行の脅威が高まっているとして、厚生労働省より各企業で行うべき対策の説明会があった。
説明会では新型インフルエンザの構造(ベンゼン環のような構造的な説明)の外、感染状況の進展による各段階の呼称、フェーズ1、フェーズ2・・・パンデミックなどの外、それぞれの段階で企業がとるべき行動の説明もあった。
こういう説明会では普段聞きなれない単語が多く出てくるが、国民の共通認識とするために大切なことなのだろう。
当時、正に今回の事態を先取りした行動規範が出来ていたのだが、
幸いなことに、その後すぐに起きた新型インフルエンザは世界的流行にもならず、かかったとしても比較的軽いものであった。
今回の政府のバタバタを見ると、あの時のシミュレーションは、一般企業に対するものだけで、政府としての行動シミュレーションはあまり深く考えられていなかったのかと思わざるをえない。
次に来る震災シミュレーションこそ完璧にしておいてもらいたいものだ。