港北ニュウータウンの旧長沢家(都築民家園)


センター北駅近くの、横浜市歴史博物館隣りの丘陵に、弥生時代の遺跡の大塚遺跡、歳勝土遺跡がある。


その隣には、近所の谷戸から移築した茅葺屋根の民家、旧長沢家が保存されている。



案内板のパネルに移築前の長沢家の写真と場所がある。




実際の長沢家を見たわけではないが、近隣に住んでいた自分には、ほぼ正確にその佇まいを想像できる。

移築したのが昭和46年とある。
茅葺屋根の家屋が消え去ったのが昭和45年ごろというのは、私の記憶とも一致する。
それまでは、この長沢家のような茅葺屋根の農家が港北区のあたりにかなり多く存在していたのである。(当時、都築区、青葉区緑区港北区は全部まとめて港北区であった。)


旧写真の早淵川と丘陵面の境を東西に走る白い道がこのあたりのバス通り(綱島-江田を結ぶ東急バス路線)であり、私もこの航空写真のころによく乗っていたので、私の根底にある原風景はこの写真のとおりなのである。

現在の長沢家跡の様子。


旧長沢家前を流れる小川の位置はほぼ同じかも知れないが、長沢家の前に広がっていた田圃は埋め立てられ、元は南に開けた明るい住宅だったろうが、今は鬱蒼とした谷間地になっている。

もっともニュータウンの開発は、田圃や畑の開墾ではないのだから当たり前だが、むしろ無秩序の開発でなく、こういった小川も循環型の公園としてウォーキングに利用できるようになっているので、ありがたいと言えばありがたい。