
岡田喜秋さんの「日本の秘境」が復刻されました。
昭和30年代の日本の山村の奥地(秘境)を
著者が丁寧に時間を掛けて訪れた貴重な旅の記録です。
こんな時代に、こんな旅ができた人は羨ましいですね。
かつて著者が編集長を務めた
旅行雑誌「旅」が休刊になってしまったのも
今の日本では、旅行は出来ても
じっくりと時間をかけて行う「旅」は、
もう出来ない時代となってしまったからのような気がします。

「山村を歩く」では
「山村にひかれるのは、純粋な山とちがって、そこに生活が秘められているからである」
とあります。
山登りは、突き詰めれば山対自分ということになるのでしょうが、
山村を旅するということは、そこに暮らす人々を含めて理解する必要があり、
見るべき視点がより沢山あるということでしょう。
青森県の白神山地を早くから注目しておられたのも、さすがです。