じいさん達の戦争 その3、運命の戦闘


祖父の中国戦線での所属部隊がわかったので、
昨年は、ネットや本で何か情報はないかと探してみた。
所属部隊名は
独立混成第17旅団
独立歩兵第90大隊(第8105部隊)
第一中隊
旅団長は、高品 彪 少将
第90大隊長は、舛尾 芳治 中佐 であることが、わかった。
その後祖父のいた独立混成第17旅団は「江南殲滅作戦」に参戦することになる。

旅団という軍単位は普通5000人ほどの規模のようだが、
祖父のいた旅団は補充兵も多かったと思われるので、
もっと少ないものであったのかもしれない。
旅団の構成は
歩兵大隊5
砲兵隊1
工兵隊1
通信隊1
という編成で
1歩兵大隊は、およそ600人~800人ぐらいの規模で、
中隊4つほどから構成されているようだ。
祖父は第一中隊の小隊長という地位にあり、
通常であれば50人くらいの兵隊を指揮することになる。
ケロロ小隊(漫画)は4、5人(匹)だが本当の小隊はもっと多い。

小隊長ともなれば、戦場での現場責任者となるので、
部下の兵隊に後れをとることはできない。
体力的にも精神的にも大変なものであったと思われる。

作戦は有名な洞庭湖の北西側で行われた。
日本軍は北から南へ向けて進軍し、
中国軍を掃討するという作戦だったようだ。
祖父の旅団は安郷県という所を北から南に行軍しているのだが、
祖父はこの時、中国軍の迫撃砲、あるいは手りゅう弾かもしれない
砲弾の炸裂により、瀕死の重傷を負っている。
祖父はその後、船で後方へ運ばれる途中で、亡くなった。
この戦闘はかなりの激戦だったようで、祖父の他、中隊長も負傷、
第90大隊長の舛尾 芳治 中佐は戦死しており、
5人の大隊長のうち3人が戦死するというものだった。

来週は祖父の命日だ。
このブログに書いているのも、そんな時代があったことを忘れないようにするためだ。