
暑すぎる10月の連休。
ウォーキングにはきびしそうだ。
それで、東京都美術館の藤田嗣治展へ行ってきた。
連休なので混むだろうと開館9時半前に着くよう出かけたが、すでに美術館から列が長く延びていた。ここまで来て引き返すわけにはいかないので並ぶ。
結局15分待ちぐらいか。
初期のころからの作品と、キリスト教に帰依した晩年の作品まで網羅されている。
この正統派の画家の画力は圧倒的だ。
最近国内でも藤田嗣治人気はうなぎ昇りのようだが、以前には、実力派の画家にも関わらずあまり知られていなかったと思う。(私もそうだった)
戦争画の傑作を描いたせいなのかとも思うが、
当時の日本の画壇で、嗣治さんに太刀打ちできるような洋画家はいなかったろう。
それで、ねたまれて迫害されたのではないかと思えてしまう。
今日の目的は、その戦争画の傑作「アッツ島玉砕」を見ることだった。
戦争画ということで、評価することがはばかれる雰囲気があるようだが、壮大な構想と宗教画を思わせるような象徴的な人物描写に圧倒される。
もう一枚の戦争画「サイパン島同胞臣節を全うす」と連続で展示されていたことも意味深い。
そのうちもっと評価が高まるだろう。